酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

バンドMG始動 ~1986年9月~

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新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1986年の手帳にはスタジオ練習とライブの予定が書いてあった。
私は就職して2年目、それと同時に新宿でバンド活動をしていたのだ。
この頃はMGと言うバンドに参加していた。

1986年  9月 6日 渋谷ラママ
バンドMGの初ライブだ。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

1986年6月頃から,俺はMGというバンドに参加した。
新宿ロフトのカウンターで飲んでいる時に、ボーカルのWに声をかけられたのだ。
Wは新しいバンドを組むためのメンバーを探していた。
大阪人の彼は、顔を売るために毎日の様に新宿ロフトのパブタイムに現れた。
何度か一緒に飲むうちに親しくなった。

MGは大阪人のボーカルWがパンクバンドAを解散し、東京で結成したバンドだ。
メンバーは、元AのボーカルWとベースK。
東京で声をかけたギターHちゃんと俺の4人組だった。
Hちゃんは数か月後にGDFに移籍する。
その代わりのギターとしてRちゃんが加入した。
メンバーは皆、新宿近辺に住んでいた。

メンバーが決まるとスタジオ練習が始まった。
曲はざっくりボーカルWが持ってくる。
それに色付けして曲を作ってゆく。
週2回、西新宿の貸スタジオで22時から24時まで練習した。

 俺は自転車でスタジオに通った。
帰りの電車がなくなるからだ。
帰りは毎回決まって職務質問された。
夜中に怪しい男が荷物を積んだママチャリで走っていると、自転車泥棒だと疑われるのだ。
雨の日は行きは電車、帰りはタクシーだ。
時はバブル全盛期である。
全然タクシーは捕まらず、西新宿から中野坂上まで歩いてから捕まえるのが常だった。
夜中に家に帰って寝て、朝仕事に行った。
若いから出来たのだ。
今ではとても考えられない。

ボーカルのWは、パンクから抜け出して、新たにロックンロールがしたかった。
パンクバンドがロックバンドに変化を試みる時代だった。
アナーキーがザ・ロックバンドになった様に。

試行錯誤の末、数か月でワンステージ出来るだけの曲が仕上がった。

 

1986年、9月6日。
渋谷ラママでロックバンドMGは初ライブを行った。
地下にある小屋なので、ステージの真ん前に柱があって、少々邪魔だ。
公園通りのエッグマンも似た様な造りで柱があった。
地下なのに柱が無かったのは、新宿ロフトくらいなものだ。
俺はラママで演奏するのは初めてだった。

ラママの控室には女優ランプ付きの鏡があった。
壁に向かって横一列に並んでいた。
1バンドか2バンドなら使いやすい控室だった。
控室に行く階段が、客の入り口と違うのも良かった。

この時のスネアは、ヤマハのYD7000の深さ7インチ。
胴はバーチ材で、色はクロームのセルが貼りだ。
ペダルはDW5000のツインペダルである。
ラママにはドラムセットを持って行った記憶が無いので、借り物だったのだろう。
客の入りが気になって何度か客席を覗きに行った事を覚えている。

出番がやって来た。
MGはハードブギを基本にしたロックンロールバンドだ。

Eliminator

Eliminator

  • 発売日: 2015/04/10
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 当時は、ZZTOPにハマっていた時期だった。
「イリミネイター」「アフターバーナー」というアルバムを聞きまくった。
馬から空飛ぶ車に乗り換えた西部者のイメージだ。

Afterburner

Afterburner

  • アーティスト:ZZ Top
  • 発売日: 1994/05/26
  • メディア: CD
 

 1曲目から疾走感のある曲でぶちかます。
難しい事はやらずに、ドン、パン、ドン、パンと黄金リズムでビートを刻む。
多少走っていたが気持ちが良いのでOKだ。
最後の曲のエンディングでツインペダルを連打して、スティックを観客席に投げ込んだ。
どうだ「カッコいいだろう」やり切った感があった。

 演奏が終わり控室で着替えていた。
するとマネージャーが、俺が投げたスティックを持ってきた。
誰も拾わずに落ちていたらしい。
普通お土産に持って帰るだろう。
かなり凹んだ。

落ち込みつつも打ち上げに行った。
土曜日なので、朝まで飲んだであろう。


ーつづくー