酒飲み親父の自分史 「昔ロックしてた俺へ」

酒飲み親父が昔の手帳を見て半生を振り返るブログ

ニューイヤーロック ~1984年12月~

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新型コロナのため家にいる時間が多くなった。
やることも無いので部屋の整理をしていると・・・

昔の手帳が出てきた。
1985年から2010年まで。

あの頃はスマホどころか、ガラケーも無い時代で、予定は手書きで手帳に書いていたのだ。
2010年以降はきっと携帯に予定を打ち込んだためにないのであろう。

さて、ちょっとだけ手帳のなかを覗いてみるか。

1985年の手帳には1984年12月からの予定が書かれていた。
1984年暮れ、私は大学4年生だった。大学ではジャズ研究会、それと同時に新宿でバンド活動をしていたのだ。
この頃は新宿LのPLMと言うバンドに参加していた。

1984年 12月31日 21:00~西武劇場 その後 新宿Lでパーティー
年末のニューイヤーロックフェスを見に行って、その後新宿Lでパーティーをしている。
ん?あああ思い出した。時を戻そう。

20:00、飲んでいた新宿Lからタクシーで渋谷に向う。
公園通りで降りると、スペイン坂方面へ歩く。
少し道に迷ったが、西武劇場に辿り着いた。

関係者入り口を探す。
その頃良くしてもらっていたバンドAKから関係者パスをもらっていたのだ。
関係者入り口から中に入る。
大きな機材用エレベーターで舞台裏に昇がる。
降りる時に小柄な女性とぶつかった。
アイドルのKKだ。
身長170センチの俺の肩くらいまでしかない。
ちょっと嬉しかった。幸先が良い。
エレベーターを降りるとホールからの音が漏れてくる。
爆音だ。

観客の後ろから、ライブを覗き込む。
知り合いのバンドも出演していた。

 しばらくして、このイベントの主であるUYさんに挨拶しに行く事になった。
奥まった部屋の前に立つ。
ノックをすると扉が開いた。

真ん中にUY、右にVシネマのHR、左にホタテ男のYRの3人が俵酒の山の前に座っている。
完全にヤバイ人達だ。どう見ても反社に見える。
すると、傍らにあったダンボールからUYが缶ビールを手渡し、飲めと促す。
リングプルを引くと、泡が噴き出た。
完全に常温だ。

一口目。まずい。
こっちを見ている。

二口目。まずい
こっちを見ている。

ええい一気飲みだ。

すると、ご機嫌で「祭りを楽しんでいけ」と言った。
地獄から解放された。

やれやれと、ひと息ついた。冷えたビールを自分で買って飲んだ。
うまい。さっきのとは段違いだ。

時間がたつにつれ足が疲れてきた。壁にもたれかかっていると。

突然!

胸ぐらをつかまれ便所に連れ込まれた。会場警備隊長のJBだった。
相手は190センチくらいの大男だ。お前の態度が気に食わないと言っていた。
完全に殴られると思った。

その時!

救世主が現れた。
偶然、バンドAKのベースTさんが見ていたのだ。
間に入って、俺の舎弟だから勘弁してやってくれと言ってくれた。
俺は数時間前までは幸先の良かった機材用エレベーターに押し込まれて外に出された。

その後、新宿Lまでタクシーで戻った。

もう年は明けていた。


ーつづくー